藤井健仁 Fujii Takehito

ギャラリースケジュール

2025年10月29日(水) - 11月9日(日)

※掲載作品の著作権は藤井健仁に帰属します。無断転載は固く禁じます。

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一方的な暴力そして戦争、富の不均衡といった現在のこのような世界を形造った原因の一端は鉄の中にも存在します。

その来歴を知った上でそれを勘案せず単に造形の素材媒体とするのならば余りに無邪気に過ぎます。或いは、素材と類縁するイメージとの組み合わせではある種の強さは生じますが、素材の言いなり、ともいうべき事態にもなりかねません。

鉄から連想される幾つかのイメージ群から離れ、鉄と対立する、そぐわないイメージで象っていく、軋轢や斥力による制作を試みています。

唯、私がイメージとして選択したネコや少女にせよ、鉄との対立の構図に収まり続けるものではなく、制作が亢進してゆく中で、幾重にも位相を違えながら対立と和合を繰り返してゆくのかもしれません。

 

1967 愛知県名古屋市 生まれ

1990 日本大学芸術学部 卒

 

<個展>

2019「New Personification Vol.6 ABJECTION X」、日本橋高島屋美術画廊X、東京

2018 「私たちのどこまでが鉄ではないのか インテグラル」、京都場(京都)

2017  VOLTA NY/YOD Gallery (New York ,USA)

2016「New Personification 鋼鉄のグランギニョール」、YOD Gallery(大阪)

2016「New Personification Vol.5 GIRLSLIFESMITH」、日本橋高島屋美術画廊X、東京

2012 「New Personification Vol.4 私たちのどこまでが鉄ではないのか」unseal contemporary(東京)

2009 「Double Irony」Gallery M contemporary art(愛知)

2008 「鉄面皮 Extended」ストライプハウスギャラリー(東京)

2007 「New Personification Vol.3 人形の融点」ストライプハウスギャラリー(東京)

2005 「New Personification Vol.2 PSEUDO METAL BOSSA」ストライプハウスギャラリー(東京)

2004 「彫刻刑 鉄面皮」ストライプハウスギャラリー(東京)

2003 「New Personification」ストライプハウスギャラリー(東京)

2002 「Exculpture」Gallery APA(名古屋)

2001 「Exculpture」Gallery APA(名古屋)

1992 「個展」愛宕山画廊(東京)

 

<主なグループ展>

2024 「往復書簡展」

横浜髙島屋7階 美術画廊(横浜)

画家 星山耕太郎とのコラボ作品制作

2023 「桜を見る会」

eitoeiko(東京)

2022「ニャンともならニャイ」

eitoeiko(東京)

2021  京都場・開館5周年記念展

「個・身体・共同体-あるいは新しい価値観と共同体の創造と想像」

京都場(京都)

2020「天覧美術 Art with Emperor 」

御所編 KUNST ARZT(京都)

皇居編 eitoeiko(東京)

2019 「岡本太郎美術館20周年記念展

後期/芸術と社会・現代の作家たち」

川崎市岡本太郎美術館(川崎)

2018「ザムザ2018」SAMSA 2018

HRD Fine Art (京都)

2015「像形人間」みうらじろうギャラリー(東京)

「現在幽霊画展」TAV GALLERY(東京)

2014「TARO賞の作家 Ⅱ」川崎市岡本太郎美術館(川崎)

「溶ける魚 つづきの現実」京都精華大学ギャラリーフロール/Gallery PARC(京都)

2011 「激凸展」unseal contemporary(東京)

2007 「City_net Asia 2007」ソウル市立美術館(韓国)

2005 「第8回岡本太郎記念現代芸術大賞展」川崎市岡本太郎美術館(川崎)

2004 「第7回岡本太郎記念現代芸術大賞展」川崎市岡本太郎美術館(川崎)

1999 「新世紀人形展」ストライプハウス美術館(東京)

藤井健仁

 

http://www.takehito-fujii.com/

https://fuzzitake.exblog.jp

 

 

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